約 3,886,871 件
https://w.atwiki.jp/sdvx/pages/3963.html
我楽多イノセンス/ Last Note. Lv CHAIN 譜面属性 BPM TIME Version Genre Illustrator Effect NOVICE 04 0890 230 III42 EXIT TUNES 明菜 PHQUASE ADVANCED 10 1075 EXHAUST 16 1919 Lv変更[EXH]:14→16(2016/12/21) +難易度投票 NOVICE 選択肢 投票数 投票 詐称 0 強 0 中 0 弱 0 逆詐称 0 ADVANCED 選択肢 投票数 投票 詐称 0 強 0 中 0 弱 0 逆詐称 0 EXHAUST 選択肢 投票数 投票 詐称 1 強 1 中 0 弱 0 逆詐称 0 動画 [部分編集] 攻略・解説 譜面・楽曲の攻略についてはこちらへどうぞ 見辛さ解消の為に改行や文頭の編集、不適切なコメントを削除することがあります 名前 コメント ※文頭に[ bgcolor(#aaf){NOV}]、[ bgcolor(#ffa){ADV}]、[ bgcolor(#faa){EXH}]、[ bgcolor(#fda){GRV}]をコピー ペーストすると見やすくなります コメント 楽曲やイラストなどのコメントについてはこちらへどうぞ 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/mioritsu/pages/652.html
バレンタインから五日後の土曜日。 私は、喫茶店に入った。 駅前にあるお店なのだけど、少し地味な印象がある。 それが理由かはわからないけれど、正午前なのにあまり人はいなかった。 私はあまり人混みが好きじゃないので好都合だと思う。 穏やかで落ち着いたような雰囲気の店内。 私は、私の探していた子が窓際の席に座っているのに気付くとゆっくり近付いた。 「おはよう、ムギちゃん」 その子は私を見上げて、目を細めた。 「おはよう、唯ちゃん」 彼女――ムギちゃんはいつものようなぽわっとした笑顔を見せた。 私も微笑み返して向かい側に座り、その後注文を聞きに来たウェイトレスさんにオレンジジュースを頼んだ。 ムギちゃんはすでに紅茶を頼んでいたようで、ムギちゃんの手元には湯気の沸きたつカップがある。 私のオレンジジュースはすぐにやってきた。 私はあまり駅前には慣れていないので少しだけ歩き疲れていて、喉も渇いていた。 もし家なら、コップを思いっきり傾けてゴクゴクと飲むのだけど、人はいないにせよ公共の場だ。 私は少し控えめに少しだけコップに口を付けるだけに留まった。 喉と体が少しばかり潤ったのを感じる。 私がコップをテーブルの上に置くと同時に、ムギちゃんは口を開いた。 「唯ちゃんご協力ありがとう」 「えっ? ……ああ、あれのこと?」 私は『協力』と聞いて、ある事柄を思い出した。 この一年間、私はムギちゃんのある計画……というと少しばかり悪く聞こえるけれど、 ムギちゃんの目的に少しばかり関与したのだった。 数日前も、ムギちゃんは私にあることをやってほしいとお願いしてきた。 私はそれに快く応じたという経緯がある。 「お礼なんていいよ。私もあの二人は早いとこくっつくべきだと思ってたんだ」 「そうよね! 私もあの二人を見ててキュンキュンするわ」 ムギちゃんはキラキラと輝いた瞳と、跳ねるように高揚した声で言った。 手を胸に当てて、誇らしいような満足そうな表情をしている。 ムギちゃんが『女の子同士の恋愛』を好むのを知っていたけど、ここまで嬉しそうなのは初めてだ。 やっぱりあの田井中さんと秋山さんををくっつけることに成功したからかな。 「唯ちゃんも見てたでしょう? あの澪ちゃんが、大声で『律が好きだ』なんて言ったのよ! そしたら、りっちゃんも大胆にキスまでしちゃうなんて……ああ、思い出しただけで鼻血が出そう!」 今度は両手の指を絡めて握り、それをほっぺに当てて酔ったように目を閉じた。 なんかもう見てて、すごい嬉しいんだなあというのが伝わってくる。 ムギちゃんは元よりそういう女の子だ。 特に女の子同士の恋愛の好きな度合いは抜きんでているなあとつくづく思う。 そんな表情を見ながら、私も言った。 「私もよかったよ成功して。前にね、一度だけあの二人に会ったことがあるんだけど、もうお互いをすっごく意識してたんだ。 田井中さんなんか秋山さんが玄関から入ってきた時ね、ちょっとだけ顔を赤くしてすっごく嬉しそうな顔をしたし、 秋山さんは、私と田井中さんが話してるのを見てちょっと不安そうにしたりね」 私はあの日のことをよく覚えている。 自動販売機でジュースを買おうとしている田井中さんに話し掛けてみたのだった。 前々からムギちゃんに『田井中律ちゃんと秋山澪ちゃんをどうにかしてくっつけたいの』 と聞いていたから私もなんとなくどんな二人なのか興味を持っていた。 だから二人の様子を見てみようかなあと思ったのだった。 田井中さんは気丈で明るい子。そして、秋山さんは人見知りなようだった。 そして私と田井中さんが話していたのを見て、ちょっとだけ戸惑っていたようにも思うなあ。 申し訳ないことをしたなあと今は反省してる。 でも、結果的にあの二人は恋人同士になったのだからよかった。 「それより『理学部の子』の役、ありがとね」 ムギちゃんは少し落ち着いたように言った。 「うん。緊張したなあ……だって秋山さんと一度会っちゃってたからね。 だから、もしかしたらバレちゃうかと思ったけど、でも大丈夫だったよ」 私はまた、数日前の出来事を思い出した。 そして、ムギちゃんの考えた一連の計画のことも頭に浮かべた。 田井中さんと秋山さんは、見るからに両想いだった。 だけど二人はなぜか一歩踏み出せずにいるようだったし、恋人になっているわけでもない。 ただずっと一緒にいて楽しそうにしているけれど、関係が友達以上になっている様子はなかった。 それは、『同じ高校出身である』という立場を隠して、 あたかも大学で初めて二人と初対面だったかのように振舞っているムギちゃんが断言している。 ムギちゃんは、実は私と田井中さんと秋山さんと同じ、桜ケ丘高校出身だ。 でも、ムギちゃんはそれを他の誰にも言わなかったらしい。 どうして、と聞いてみたら、その方が動きやすいからよと答えていた。 その意味が今ならよくわかる。 ムギちゃんは、女の子同士をくっつけるプロだったのだ。 なんとN女子大で何人ものカップルを成立させているみたい。 ムギちゃんはその成立の過程で、『桜ケ丘高校出身』という肩書が少しばかり交友関係を狭めてしまうと考えたみたいだ。 結果、田井中さんと秋山さんをくっつけるためには『桜ケ丘高校』と二人にバラしておかなくてよかったも言っている。 私と田井中さんと秋山さん、そしてムギちゃんの四人が同じ高校出身であると知っているのは私とムギちゃんだけ。 私とムギちゃんは高校時代から知り合いだったけど、もちろんそれを他人に言うことは さっき言った理由から禁止されていて、あたかも大学で知り合ったかのように振舞っていた。 田井中さんは、ムギちゃんを『大学に入ってからできた友人』、そして秋山さんは『律が大学に入ってからできた友人』だとそれぞれ思っている。 だからムギちゃんは、二人をくっつけるために計画を立てやすかったのだ。 まず、架空の人物『理学部の子』を作り上げる。 その子は、田井中さんのことが好きで、バレンタインに一緒に食事をしたいと考えているという設定にした。 当然架空の人物なのでそんな女の子は存在しない。 ただ、秋山さんが焦る要因を作る必要があったのだ。 ムギちゃんは、まず田井中さんを連れ出してこう言う。 『りっちゃんのことが好きな女の子が理学部にいるの。名前はまだ教えられないんだけど…… その子がね、バレンタインに一緒に食事をしないかって』。 もちろん真っ赤な嘘だ。 しかし田井中さんはそれを真に受けて、悩む。 自分のことを好きだと言ってくれている女の子が食事に誘ってきた。 それもバレンタインに。 しかし自分は澪のことが好きなので、行きたいとは思わない。 でも相手にも失礼だし……。 田井中さんはまずそんな風に悩むだろう。 そしてムギちゃんは、あえて秋山さんに隠すようにそれをりっちゃんに伝えた。 つまり、二人の食事中に、『秋山さんの前だとあれだから』と言ってりっちゃんを連れ出せば、 秋山さんはまるで隠し事をされているみたいで、ムギちゃんと田井中さんの話が気になるに違いない。 そして秋山さんは田井中さんにこう言うだろう。 『一体何の話をしていたんだ?』って。 田井中さんは、少しだけ秋山さんに嫉妬してほしいのもあったし、自分自身どうすればいいのかわからないぐらい悩むので、 自分を好きだと言ってくれている理学部の子に食事に誘われたことを秋山さんにバラした。 ここでムギちゃんの思惑が絡んでくる。 秋山さんは、田井中さんが田井中さんのことを好きな女の子と食事を取るということに対していい思いはしない。 むしろ嫉妬してしまうはずだと。 だけど秋山さんはその『嫉妬』や、田井中さんが誰かと仲良くしたりすることに対するモヤモヤが何なのか気付いていないような節があった。 だから、『田井中さんが別の誰かと恋仲になるかもしれないんじゃないか』という不安に秋山さんを追い込むことが、 秋山さんの田井中さんに対する想いを自覚させるきっかけとなると考えたのだ。 実際田井中さんが食事会に行くと決めてから、秋山さんはとても悩んだと思う。 ムギちゃんは、田井中さんと秋山さんと『理学部の子』の仲介役だったので、二人の様子がよくわかると言っていた。 田井中さんは、ときたま秋山さんの方を見て気になるようだったし、 秋山さんも表情から戸惑っているのがまるわかりだとムギちゃんは語る。 やっぱり『理学部の子が田井中さんを食事に誘う』ということは、二人の関係を大きく進展させるきっかけに。 そして二人の相手への想いを自覚させさらに強くさせるきっかけにもなったのだ。 ムギちゃんはそれから、バス停から降りてきた秋山さんに話しかけたりもしたらしい。 田井中さんのことどう思う? とか、恋愛だとか恋だとか、好きだとか。 そういう恋愛的なワードや質問を秋山さんにぶつけて、もっと心を揺さぶったのだ。 そうすることは、秋山さんの田井中さんへの『好き』という気持ちに気付いてもらったり、 告白するための勇気や高揚を与えることに繋がるとムギちゃんは考えたみたいだった。 その日、秋山さんは講義に来なかったらしい。 そして田井中さんも寂しそうに一人で講義を聴いていたとか。 ムギちゃんはそれを見て、二人の関係が進展した――というよりも恋愛感情に気付いて少し気恥ずかしくなったんだと喜んだらしい。 ここまでくるとあと一歩だと思ったみたいだった。 ムギちゃんは、二人をバレンタインの日に出会わせると決めていた。 場所は大学の中庭の噴水の前。 そのために、バレンタインの前日の夜に田井中さんと秋山さんに電話すると決めていたムギちゃん。 その電話を掛ける少し前に、私に電話が掛かってきた。 ムギちゃんはあることをやってほしいのと頼んできたのだった。 私はムギちゃんのその依頼に快く応じた。 私も田井中さんと秋山さんがいつも一緒にいるのになかなか進展しないというのはもどかしく思っていたからだ。 依頼の内容は、こうだった。 「明日のバレンタインね、前にも云った通り『理学部の子』がりっちゃんと食事をするって段取りになってるの。 それでね、今から私はりっちゃんに『明日は四時半に大学の中庭の噴水前に集合』って伝えるわ。 だから唯ちゃんは、『理学部の子』の役になって澪ちゃんに電話を掛けてほしいの。 『明日の四時半にお話ししましょう。大学の中庭の噴水に四時半』って」 「いいけど、もし二人がお互いに時間を教えあったらおかしいと思われないかな?」 「そうね……じゃあね、私はりっちゃんに『この四時半に集合、というのは誰にも教えたら駄目』と言っとくわ。 だから唯ちゃんも、澪ちゃんに他言したら駄目というのを伝えておいて」 「わかった! でも、明日は田井中さんと食事するのに私と会っている暇があるの? って聞かれたらどうしよう?」 「その時は、『田井中さんとは五時に待ち合わせしてます』って言っておいて」 「なるほどー……あ、でも予想しなかった質問とか来たら?」 「うーん、そこはなんとかしてもらうしかないわ。 たださっき言ってくれたことだけ守ってくれればいいの」 「りょうかいです!」 そんなやり取りがあって、ムギちゃんは田井中さんに、そして私は秋山さんに電話した。 ところどころ私のアドリブや、ちょっと違和感が出たところもあるかもしれないけれど……。 でも私だとバレないように、もちろん一度しか会ってないし話もほとんどしていなかったからバレないとは思っていたけど、 でも念には念を入れて平坦で抑揚のない、少し低めの声で電話した。 しかし、秋山さんが『律は渡さない』なんて大胆に言うとは思わなかった。 架空の人物である『理学部の子』であろうと、一応初対面だったのだ。 秋山さんは初対面の相手にあそこまでズバッと物を言える人じゃない。 それなのに、あんな風に言えるということは……。 やっぱり、田井中さんのことが大好きで、絶対に誰にも渡したくないって想いが強かったんだろうなって思った。 それからなんとか上手く行って、二人は噴水前で出会った。 私とムギちゃんは、二階の窓から噴水でどぎまぎしている二人を見ていたんだ。 私たちの計画は、あの二人が噴水で出会ったらクリアだと思っていて、二人は噴水で出会った。 私たちはやった! と喜んだ。 そして、二階の窓から二人を観察していたのだ。 こちらを見た秋山さんには少し驚いていた様子だった。 ムギちゃんと二人で『頑張れ!』『告白しようよ!』と想いを込めて手を振ったり親指を立てたりするジェスチャーをしてみた。 少しして、その場を離れて別の窓から二人の様子を窺っていた。 秋山さんは、大声で田井中さんに告白したのだ。 私とムギちゃんは、その窓を少しだけ開けて、二人の会話を聞いていた。 秋山さんはこれでもかというぐらい大きな声で、田井中さんを好きだ好きだと叫んだ。 ムギちゃんはまるでお酒に酔ったみたいに顔を赤くして満足そうにしていた。 私も似たような気持ちだった。 恋ってすごい。 あの秋山さんを、あそこまで泣かせて叫ばせることができるんだ。 そして、『好き』って言葉が、こんなにも人の心を揺さぶるんだと。 私も恋をしてみたいなって、思った。 しかも、田井中さんは秋山さんにキスしたのだ。 二人はそれから、ずっと抱きしめあって口付けしていた。 雪が降っていたので中庭にはあまり人がいなかったけど、やっぱり気付いた人は皆二人を見ていた。 二人は、最高のカップルになっていた。 私はその二人の姿に、ドキッとした。 恋って本当にすごいって。 その後、ムギちゃんは権力行使で二人が絶対に知らないであろうメールアドレスから二人へメールを出した。 ムギちゃんのお父さんはいろんな業界の権威みたいなので、新しいメアドやそういうものの手配が簡単らしい。 だから、二人にはメールが届いたはずだ。 たった一言の。 田井中さんと秋山さんへ向けた、祝福の言葉だった。 「お幸せに――」 回想から戻ってきて、私は目を開いた。 私は問うた。 「それで、二人はどう?」 「うん。もう人目はばからずイチャイチャしてるよ」 それって今までとあんまり変わらないんじゃないかなあ。 私が見た限り、そしてムギちゃんの報告では、 二人とも前々からずっと一緒にいて漫才やったり甘えたりイチャイチャしていたみたいだ。 私がそれを言うと、ムギちゃんは笑った。 「だけど、恋人同士っていうイチャイチャっていうのかな…… なんか、前にはなかったお互いがお互いを愛してますよって雰囲気がすごい伝わってくるのよ!」 ガッツポーズした。 私は二人の姿を、今でも鮮明に思い出すことができる。 確かに、もう理想すぎるほどのカップルだ。 それはもう、夫婦の域と言ってもいいんじゃないかな。 お互いがお互いを求めあってて、片方がふざければ片方が突っ込んだり。 片方が甘えるならそれを片方が受け入れる。 そんなありそうでありえない、そしてあまりにも普通すぎる――でもそれが難しいようなカップルの典型を二人は簡単に見せてくれたのだった。 あんなにイチャイチャはそうそうできるもんじゃないよ。 キスする二人を見て、私はドキッとした。 私はそれを思い出すだけで、ふわふわした気持ちになるのだった。 「ムギちゃん……」 私は冷たいオレンジジュースのコップに手を触れた。 ムギちゃんが眉を寄せて尋ね返してくる。 「どうしたの?」 ほとんどひとりごとのように、私は呟いた。 「……私にも、ああいう恋ができるかなあ」 純粋な気持ちだった。 私が出会ってきた全ての皆さんは、全ての皆さんの思うように生きていて、誰かと出会って、そして思い出を作ってる。 私が出会ってきた全ての皆さんに、私は一体何をしてきたんだろう。 深い交友関係があるのは、和ちゃんとムギちゃんぐらいじゃないのかな。 もし高校時代に何か――そうだ、部活か何かやって、熱中したり、 自分の居場所を見つければ、恋の一つもできたかもしれないんだ。 私はそのチャンスを逃した。 それだけのことだけど、でもどうしようもなく悔しい気持ちもある。 あんなにすっごいカップルを見せられたら、こっちもその気になるよ。 私は膝の上で手を組んでもじもじしながらムギちゃんに言う。 「何か、恋の秘訣とかないの?」 ムギちゃんは、あまり考えない装いでフッと目を細めた。 それは、私の考えをお見通しだというような、だけどまるで見守ってくれているようなそんな優しい瞳で。 私はそれがよくわからなかったけど、でも安心した。 「不安になることないわ。そうね……来年度辺りまで待ってみたらどう? 例えば……後輩が入ってくるでしょう? そうしたら少しぐらいは交流が増えるかも」 「でも、私サークルも入ってないし……友達はいるけど、でも後輩と交流なんてあるのかなあ」 「大丈夫よ。えっと、確か妹さんがいるんじゃなかった?」 「うん。いるけど」 「その妹さんの友達と仲良くなるとかどう? 妹さんも志望はN女子大でしょ?」 ムギちゃんの言葉に私は妙に不思議な感覚がした。 妹の憂は何かとお節介焼きで、高校時代も私のお世話をしてくれていた。 両親は海外や県外での仕事が多くほとんど家に帰らないので、家事はほとんど憂がしてくれていたんだ。 だから今度も私と同じ大学に来て、一緒に暮らすことになっている。 今は二月で、もうすぐ受験だ。 「憂の友達かあ」 私は漏らした。 確か、憂は夕食の席で友達の話をしていたことがあったなあ。 鈴木……なんとかちゃんと。 中野梓ちゃん。 「まだよくわかんないなあ」 その鈴木さんと中野さんも、N女子大が志望かどうかは知らないけど。 でも、なんとなく。 中野梓ちゃんは、来るような気がした。 本当に、なんとなくだけれど。 「私も、あの二人を見てたら帰りたくなったわ」 ムギちゃんは愛おしそうに窓の外を見つめた。 私をその視線の先を追うけれど、なんということはない車の往来がただあるだけだった。 そこに何かあるからムギちゃんはそちらを見たのではないのだろう。 きっと頭の中に何かを――誰かを想い浮かべているのだ。 「恋人がいるんだ?」 「そうね。学校の先生よ」 意外すぎる言葉に私は声を上げた。 「えっ!? 桜高の?」 「ええ」 「もちろん女の先生だよね」 「当たり前よ」 ということは私も会ったことがある先生が相手なのかな。 そう思う前に、女の子同士の恋愛がとても大好きで、そして女の子同士の恋愛を何度も成就させてきたムギちゃん。 そのムギちゃん自身も、女の子同士の恋愛をしていたというのは驚きだった。 いや、予想できたかな。 取り残されたような気分になる半面、すごい、そしてなんて罪な先生なんだとも思った。 しかし誰なんだろう。 私は頭を悩ませて、できるかぎり出会ったことのある先生の顔を思い浮かべた。 でも、ムギちゃんと並んで映えるような人は一人しか浮かばなかった。 「山中先生?」 「すごい。正解よ」 ムギちゃんは小さく拍手した。 「なんでわかったの?」 「うーん、ムギちゃん合唱部だったし」 やっぱり、誰かと出会うというのは部活とか交友関係が大事だと思う 田井中さんと秋山さんはそうではなかった――というかあの二人はどうあってもくっつく運命だったと私は思っている。 けど、もし私、平沢唯が何かの部活に入っていたら、きっとそこで誰かと出会って恋をしていたんだろうなって。 だから、部活に入っていたムギちゃんは、そういう出会いがあったんだろう。 先生で思い当たるのは、音楽系統の部活の顧問をやっている山中さわ子先生しか思い浮かばなかったのだ。 美人だし、生徒の評判もいいし。 「唯ちゃんはすごいわね」 「うん?」 「なんでもないわ」 ムギちゃんは幸せそうに笑った。 恋をするって幸せなことだ。 私はそれを知らないけれど、誰かと出会うこともあるだろう。 そしたら、田井中さんと秋山さん――ううん、りっちゃんと澪ちゃんみたいな、あんなすっごい素敵で、愛し合ってて。 仲良くて、支えあえるようなカップルになりたいなあ。 それだけで、きっと毎日が楽しいんだろうなあ。 りっちゃんと澪ちゃんは、毎日すっごく楽しそうだもん。 今日だって、今頃二人は一緒にいるだろうなあ。 私とムギちゃんはまた、窓の外を見た。 「あら?」 「どうしたのムギちゃん」 「あれ、りっちゃんと澪ちゃんだわ」 私はムギちゃんの視線の先を目で追った。向かいの道を、手を繋いでいた。 幸せそうな笑顔で。 車の往来は激しいけれど、でも道を歩く人たちはみんな思い思いの時間を過ごしている。 カップルで歩く人もいれば、一人で歩く人もいる。 車に乗っている人だって、夫婦仲良く乗っている人も、家族で乗っている人も。 はたまた一人で乗っている人だっているんだろう。 世の中、それぞれの時間は動く。 私もムギちゃんも。 そしてりっちゃんと澪ちゃんも。 きっと今、生きているんだ。 「私たちは、幸せね」 ムギちゃんの言葉に私は、無性に感動した。 「そうだね」 私は返した。 「あんなにも幸せなカップル、そういないわよね」 「うん。りっちゃんと澪ちゃんは、最高の二人だね」 りっちゃんと澪ちゃんの幸せが、私たちの幸せになってた。 あの二人を見てるだけで、ふわふわしててぽわーっとするんだよね。 それぐらい、仲むつまじい相思相愛の二人なんだなあ。 見てたらこっちがニヤニヤしちゃうもん。 私たちは笑った。 恋の力は、きっと私たちをいつだって包んでいるだろう。 それは、どんな世界でも。 世界の全ての恋人へ。 お幸せに。 春はもう、目の前だった。 イノセント第三話|TOP|次
https://w.atwiki.jp/mioritsu/pages/634.html
次の日講義室に入ると、澪ちゃんはすでに一番前の席に座っていた。 いつもの綺麗な横顔を見せながら読書している。 「じゃあ、今日から澪ちゃんと講義受けるよ」 「りょうかーい」 後ろにいた友達三人に了解を取る。 私はそれから意気揚々と澪ちゃんに声を掛けた。 「おはよう、澪ちゃん」 「あっ……えっと、おはよう、ございます……」 私の声に慌てて、途切れ途切れの挨拶をする澪ちゃん。 やっぱり一瞬しか目をあわせてはくれないけど、でも充分だった。 可愛いなあ。 「隣いい? 今日から、一緒に受けようかなって思ってさ」 「……はい」 この反応。 口でははいって言ってるんだけど、でも表情はやっぱり浮かばれない。 今まで一人でずっといたんだ。澪ちゃんは一人がよかったのかもしれない。 だから突然他人と一緒に講義を受けるのは気が引けちゃうだろう。 私は、澪ちゃんに尋ねた。 「……嫌、かな?」 「そ、そんなことない……です」 澪ちゃんは焦ったような口振りでそう返してくれた。 どっちかわからないけど。 でも。 嬉しかった。 「……ありがとう。よろしく澪ちゃん」 澪ちゃんの隣に座った。 だけど会話は弾まなかった。 私だけ一方的にべらべらと喋り過ぎじゃないのかと昨日反省したからだ。 それにもうすぐ講義だ。 澪ちゃんは講義に使われる教材をペラペラめくったり、手帳のようなものを取り出して何か確認しているような様子だった。 私とは違って立派な優等生、という感じがする。 私は頬杖を突いて、隣の澪ちゃんを見つめていた。 澪ちゃんはそれに気付くと、恥ずかしそうに目を逸らして。 だけどやっぱり私が気になっちゃうのかまたこっちを見たり。 焦るように狼狽しながら、落ち着かない様子だった。 申し訳ない気持ちもあるけれど、正直可愛い。 「その手帳、何が書いてあるの?」 なんでもいいから、話しやすい話題。 澪ちゃんは、自分の手の中にある手帳を見下ろした。 「これ、ですか……?」 「うん。さっきから開いてるけど」 「……よ、予定が書いてあるだけです」 それで終わった。 澪ちゃんは気恥ずかしそうに、手帳を閉じてそれをしまう。 それから、両手を膝の上に乗せてじっとしていた。綺麗な横顔だった。 切り揃えたような前髪も、後ろに伸びる綺麗な髪も、どこをとっても完璧だった。 頬杖を突いたまま見つめる。 たまに澪ちゃんがこっちをちらっと一瞥することもあって。 会話もないまま、時間は過ぎて。 教授がやってきた。 ● 一番前、というのは正直めちゃめちゃ辛い。 昨日までは友達三人と後ろのほうの席に座っていた。 この講義室はどの席に座ってもよく、気分で変えてもよし。 仲良しグループで固まってもよしというそれなりに学生たちの自主性を重んじる、といえば聞こえはいいが、ただ単に自由だというだけだった。 だから私たちも昨日までは『仲良しグループ』として後ろの方の席に座っていたのである。 それが突然一番前に来たのだから、ある意味で縛られる。 例えば後ろの席なら寝ようと思えば寝れたのだけど、一番前になるといかんせん教授が目の前で講義しているのだ。 そうなると簡単に寝ることはできないし、寝たら教授直々にお叱りが飛ぶという事態を招く。それだけは避けたい。 一番前は迂闊な行動ができなくて、暇だった。 ただノートを取ったり、教材を見たり。 だから暇になると、隣で真面目に講義を受けている澪ちゃんに目が行く。 あんまり見つめすぎると集中できないだろうから、正面を向いているように見せかけて横目でちらっと見る程度にした。 澪ちゃんのノートは、とても綺麗だった。国語の先生が書いたんじゃなかろうか、というぐらい筆記が乱れない。 たかがノートにそこまで気張る必要があるのか、と思うけれど、澪ちゃんは別に気張っているわけでもなく平常がその字面であるというだけだろう。 スラスラと教授の講義のポイントだとか、ホワイトボードに書かれた内容を書いていく。 そこに気張っている様子は微塵もなかった。 すげえなあ。 高校時代の澪ちゃんの友達が羨ましい。 だってテスト前にこのノートを見せてもらえるんだぜ。 きっと誰よりもわかりやすいノートなんだろうなあって思う。 もし私が澪ちゃんと友達だったら、多分テスト前は泣きついてたかもしれない。 このN女子大ですらギリギリだったんだからなあ。 誰かに頼るなんてせずに、部活も適当にやって、ただ漠然と勉強してたから。 もし誰かに勉強を教えてもらえてたら、もっと点数伸びてたかもしれない。 いや、それは甘えか。人に頼ろうなんて甘いぞ私。 でも。 でもさ。 テスト前や受験の時に、勉強教えてもらってたり、ノート見せてもらったり。 そういう友達、私にはいなかったなあ……。 私は澪ちゃんを通り越して、窓の外を見た。 緑黄のある木々。 春はまだ始まったばかりだった。 ● 「澪ちゃんは部活何かやってた?」 私は昼食のうどん(昨日は蕎麦だったけど、ここの食堂は麺類が安い)を食べながら、日替わりランチセットを食べている澪ちゃんに尋ねた。 桜高という共通点があるので、高校時代の話題は会話が繋げやすいはず。 「文芸部、です……」 「文芸部! あの、小説とか詩とか発表する部だよな?」 「……まあ、はい」 なんか似合うなあ。文芸部だなんて私とはまったく交わらないような部活だけど、学園祭で文芸誌を発表していたのを覚えている。 私はあんまり読書はしないのでその冊子はパラパラ捲っただけだけど、同じ高校生かと思うぐらい完成していた。 あの中に、澪ちゃんがいたんだ。 「澪ちゃんも何か書いてたりしたの?」 「少しだけ」 「小説とか?」 「……詩でした」 どっちだとしてもイメージに合うななんか。 それより意外と会話が続いていて嬉しかった。やっぱり共通点というのはいいものだ。 相手しかわからなくて片方はわからない、という話題はすぐに終わってしまう。 『はい』か『いいえ』で答えられる質問じゃないから、澪ちゃんも喋ってくれる。 無理させちゃってるかもしれないけど、でもなんかホッとした。 「部長やってたりとか?」 軽い気持ちで尋ねた。 「違いました……」 だよなあ。 「実は私バスケ部の部長だったんだ。だから、もし澪ちゃんが部長だったら、部長会議で会ってたかもって思ったんだけど」 「はあ……」 「まあ部長じゃなくて当然だよな。だって部長会議で会ったことがあったら、そう簡単に澪ちゃんのこと忘れられそうにないし」 「えっ……」 あっ、直球過ぎた。 澪ちゃんは箸を止めて、私を見ていた。 徐々に赤くなってる、ようにも見えるけど。 それから、顔を隠すように俯いてしまった。 もしかして結構恥ずかしいこと言ったかな私……。 「あ、えーと。つ、つまりそれだけ澪ちゃんが美人だってことだようん!」 別に何か失言をしたわけじゃないのだけど、でもなんか弁解するように焦りつつそう言った。 しかしまったく取り繕えていないのは私自身が一番分かっていた。 澪ちゃんはしばらく下を向いたままだったけど、少ししたら顔を上げて、またぎこちない表情で答える。 「……美人じゃないですよ」 「いや澪ちゃんは美人だよ。綺麗な髪だし」 外見だけが魅力じゃないと思う。 私が澪ちゃんに話しかけようって思ったのは。た まに目で追っていたのは、別に澪ちゃんが美人だったからじゃない。 それもあるかもしれないけど、でもそれが大きな理由というわけではなかった。 一人ぼっちだったから。 それが一番だった。 だけどそれだけってわけじゃない。いろんな理由が――外見だけじゃなくて、 雰囲気も瞳も、澪ちゃんのいろんな何かが、私に話しかけるように誘導させたような気がするのだった。 『理由』が横並びしている。 一番は外見かもしれないけど、でも同率一位の話しかけた理由がたくさんあるのだった。 でもやっぱり、今は外見しか褒めれない。 澪ちゃんの性格も、心のうちも、好きなものも趣味も、なんでも。私はまだ澪ちゃんのことを何も知らないのだから。 だから褒めることができるのは、外見と綺麗な字ぐらいしかなかった。 でも、外見だけ褒められるのなんてやっぱり誰だっていい気はしないだろう。 「別に美人だから声をかけたわけじゃないけどね」 「……そうですか」 それで終わった。 後は午後の講義の話とか、字が綺麗なことを褒めて昼食は終わった。 褒めてばかりだし、話しているのは私だけだった。 友達なのに名字っておかしい。 だから澪ちゃんって呼ぶことにしたけど。 一方的な語り掛けは、友達だといえるのかなあ。 ● 4月24日 晴れ 今日から田井中さんと一緒に講義を受けることになった。 嬉しい気持ちはあるけれど、でもやっぱり申し訳ないし緊張する。 全然話ができないし話し掛けれない。なんで上手くいかないんだろう。 困らせちゃってるかな。嫌ってるとかうるさいなんて気持ちはないのに。 それもこれも、全部今まで逃げてきたからだ。 今まで美人って褒められたことはあるけど、全然嬉しくなかった。 でも今日田井中さんに言われたら、なんだか嬉しかった。 何でなんだろう。 晩御飯は、適当に食べた。 人差し指しかキーボードが打てないけど、課題はそれなりに進んできた。 計画通りに終わりそう。 手帳には、課題の予定が書いてあるんだって言えばよかった。 戻|TOP|次
https://w.atwiki.jp/gameload/pages/15.html
イノセント・ブレード~運命の使者~ の体験版です。 今後、武器名とシステム、シナリオの変更等があるかもしれません。 素材提供 未完のダンボール 様 ウサギマスクの隠れ家 様 シアンのゆりかご 様 CLOSET 様 臼井の会 様 R 様 Unkolyn 様 さば缶のツクール部屋 様 KCG Software 様 ストーリー この世界は神々が作り出した--- 神々に作られた世界と運命。 運命は全て神が決める。 それに抗うことは出来ない。 だが、抗う者もいる。 その者は神々に存在を消されるのだが--- 抗う者がまたここにいる--- これは神々に戦いを挑んだ人間の物語。 パスワード 1020 イノセント・ブレード
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/28505.html
【検索用 からくたいのせんす 登録タグ 2014年 BeatStream GUMI Last Note. NexTone管理曲 Pump It Up SOUND VOLTEX VOCALOID か もやし メリケン 明菜 曲 曲か 殿堂入り 色白】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:Last Note. 作曲:Last Note. 編曲:Last Note. ギター:もやし(マイリスト)・メリケン ベース:色白 イラスト・動画:明菜 唄:GUMI 曲紹介 曲名:『我楽多イノセンス』(がらくたいのせんす) 音楽ユニット Last Note. の15作目。 「ミカグラ学園組曲」 第四幕。美術部 の 九頭竜京摩 が本作のメイン。 美術部の絵が上手い人って独特の雰囲気があって、良い意味でクラスで浮いていた記憶があります。(作者コメ転載) コンピレーションCD『EXIT TUNES PRESENTS Vocalofuture feat. 初音ミク』収録曲。 歌詞 色彩に確証なんて どこにも在りはしないな 惰性で描いた輪郭に意味なんて無い、無い 不明瞭を持ち寄って 最先端を気取って 飽和しきった嘆息(たんそく)さ 哀れ無知蒙昧(むちもうまい)、眩暈(めまい) “未完成の才能” って 算段だいぶ甘いな? どうやらそろそろ天辺(てっぺん) 先なんて無い、無い 余白も埋め終わって 完成形に近いや 期待に沿えなくて まぁ、ざまぁみろよって事で 『自己矛盾』 歯車にさえなれない焦燥 『自己嫌悪』 誰とも噛み合うことなく回れ 『自己欺瞞(ぎまん)』 そう在りたいと嘯(うそぶ)いた昨日 『ガラクタだ』 枯れたロジカル 灰色フェイク コントラストすなわち明と暗 構えた斜度 zero, one, two で Get right! Get right! 閉塞(へいそく)にくすんだイノセンス 食って掛かって空回り ちょっと迷って自分殺して Get down! Get down! カッコつけんなよ? 日和(ひよ)っちゃいねぇがって葛藤 こうでもしなけりゃって徹底 stand up ready to go! 塗り潰せ ほらほら one, two, three 溜め込んだ理想論を キャンバスに閉じ込めた 描き散らした創造に名前など無い、無い 偽悪を食い潰して 実像は失われた 堕落しきってんだ もう好きにやれよって事で 『知ってるかい?』 汚れた手は誰も取りはしない 『どうしようもない?』 小さな勝手の積み重ねでさ 『諦めた?』 とっくにね、と嘯いたってほら 『ガラクタか』 右向け右には従えない 変わりたくて選んだ道ならさ 先が見えなくたってきっと ねえ、ねえ それは逃げ道とは呼ばない レッテル貼った大人とか ピーチクパっと囀(さえず)らせときゃ もう、もう、それでいいだろ? どうやら風向き変わって 少女が押したボタンは stand up ready to go! 多分、「走り出せ!」のサイン 『自己矛盾』 噛み合う相手 探したりもして 『自己嫌悪』 無機質になりきれない弱さで 『ガラクタだ』 背景はどんな色でもいいさ 『が、楽だった?』 あぁ、耳鳴りがおさまらない コントラストすなわち明と暗 構えた斜度 zero, one, two で Get right! Get right! 閉塞にくすんだイノセンス 決めて選んだ道ならさ 先が見えなくたってきっと ねえ、ねえ それは逃げ道とは呼ばない レッテル貼った大人とか ピーチクパっと囀らせときゃ もう、もう、それでいいだろ? どうやら風向き変わって 少女が押したボタンは 世界の彩度を上げて 全てを巻き込むように stand up ready to go! ほらキャンバスを抉(こ)じ開けた コメント + コメント 2014 追加乙!!!!!!!!! -- 名無しさん (2014-02-21 21 18 09) 追加乙です! -- 名無しさん (2014-02-21 21 19 50) 速いですねー 楽しみにしてたのでうれしいっす! -- 名無しさん (2014-02-21 21 59 30) おお!追加されてたんですか!追加乙です!!PVめっちゃよかったです!あとGUMIの声、曲のテンポも好きです! -- 名無しさん (2014-02-21 22 16 23) 京摩様ヤバイ///////// やっぱ明菜さんの絵好きだなーっ! -- すとらいど (2014-02-21 22 31 21) うぉぉ!!楽しみにしてたPVが!!やっぱ何回聴いても飽きない!!最初のとこもめっちゃ好きです!! -- 名無しさん (2014-02-21 23 31 21) めちゃかっこいい!そして星鎖ちゃんウインクしてる! -- 葉奈 (2014-02-22 05 40 34) 九頭竜くん一番楽しみにしてました!とってもかっこよかったです!^^ -- くま (2014-02-22 11 54 08) やばい!この曲大好き!!アスヒの女子力が全開だ! -- 美術部員で幸せだった瞬間。 (2014-02-22 14 35 42) 九頭竜先輩かっこいい!PVめっちゃ好きだしリズムとかもうこの曲すごく良い!ラスノさんやっぱりすごい方だなあ! -- ふりーじあ (2014-02-22 14 40 53) 相変わらずの高うオリティ位ですありがとうございますゥゥゥゥ -- 名無しさん (2014-02-22 15 05 37) テンポ感とか最高にいい!一日で歌詞覚えれたw -- みる (2014-02-22 15 27 24) CD買ったときからどストライク -- 名無しさん (2014-02-22 15 35 37) かっこいぃぃぃ///// -- オレンジ (2014-02-22 17 16 30) すごく良かったです!! -- 名無しさん (2014-02-22 18 00 31) かっこいいー!!そして少し登場したひみちゃん可愛すぎ -- おざざん (2014-02-22 18 48 34) カッコいい!!九頭竜先輩の曲なので楽しみにしてました! -- シオノメ (2014-02-22 20 33 46) 追加乙っスー、エノヤン テライケ・・・そして赤マッチが可愛かった -- 杏光 (2014-02-22 22 31 40) Bメロのところが凄く気に入ってます(*^^*) -- がらくたPC (2014-02-22 23 39 00) 絵が変わった!!良い意味で変わった!みんかカワイいよー! -- 雄飛 (2014-02-22 23 43 57) ネ申!! -- 名無しさん (2014-02-23 09 58 27) かっこいいです! -- マミ (2014-02-23 12 00 35) かっけー!そして前からハイレベルだったPVがもっとすごくなった! -- くるり (2014-02-23 13 14 03) 京摩先輩かっけぇぇーー! エルナちゃんの描いた絵が可愛いww -- 名無しさん (2014-02-23 16 14 20) 今回もPVめっちゃ良い!!最高!!\(ó▽ò*)/ -- 隠れヲタ* (2014-02-23 19 42 26) 最高~~~~~~~!待ってたよ! -- エルレナ (2014-02-23 23 56 45) 乙です!九頭竜先輩滅茶苦茶かっこええ//////やっぱミカグラは明菜さん!! -- リリィ (2014-02-24 15 47 13) 九頭竜先輩 最高!! 明菜さんの白黒とカラーの色使いもすごい! -- アイリス (2014-02-24 20 17 58) 九頭竜先輩かっこいい!曲もPVもいいですね! そしてアスヒまじ天使 -- りんご味 アスヒかわいいよアスヒ\(//▽//)\ (2014-02-25 15 18 35) 曲も好きだし絵も好きだし全体的にレベル上がりすぎだしあばばばば((ry -- 名無しさん (2014-02-25 22 43 12) カッコいい…曲も歌詞も………九頭竜先輩も^q^ -- 疫病神 (2014-02-25 23 55 04) カッコいい!!PV 11月からずっと待ってました笑笑 -- 名無しさん (2014-02-26 02 13 43) CD出た時から聞いてたけど、曲がなんか微妙。PVやGUMIの調声とかは好きなんだけどな…。 -- 九頭竜先輩はカッコいいです (2014-02-26 11 56 29) PVを見て思わず叫びました! 京摩くんかっこよすぎ( *´艸`) -- ゆう (2014-02-26 15 42 34) PV待ってましたぁ!!京摩も曲も超かっこいい!! -- 名無しさん (2014-02-26 17 06 30) 曲調もとても好みで歌詞も何かが吹っ切れるような爽快感みたいなものを感じることが出来ました。凄く好きになりました。 -- もんとん (2014-02-27 23 21 25) イカす -- 黒紫 (2014-02-28 09 36 50) 次はアスヒ君みたいですね! -- わらん (2014-02-28 18 58 38) ヤバいPVも明菜さんの絵もラスノさんの曲もすっげぇ良いし何より微笑んでる京摩サンマジイケメン(京摩サンは何時でもイケメン) -- 今日テスト\(^o^)/なう。 (2014-02-28 19 05 01) 京摩様マッジイケメンやああああっ/////////pvのアスヒんとセイサ様の女子力(?)アップしてる可愛い -- pow (2014-03-01 11 45 47) お耳が幸せ -- ピピ (2014-03-01 14 04 21) 待ってました〜‼︎ 歌詞が大好きです♪ -- うぃ (2014-03-01 19 45 09) 歌詞意外と長いね -- 名無しさん (2014-03-02 13 57 20) 京摩先輩マジイケメン!そしてアスヒ君の女子力高すぎw -- 名無しさん (2014-03-02 21 15 28) PVがいいね -- 名無しさん (2014-03-02 21 21 05) 我楽多イノセンス最高っ! -- 名無しさん (2014-03-03 11 05 00) 九頭竜先輩ぃぃぃ!!エルナの絵、下手www -- 名無しさん (2014-03-03 18 05 51) ↑ラスノさんより大分上手いらしいでっせwww -- ピピ (2014-03-03 19 17 34) こんなに素敵だと次のアスヒくんの曲も楽しみ! -- ろむろむ (2014-03-04 19 34 13) きょうま先輩イケメソで、曲もかっこよかったです!ぞわっっと来ました!! -- vinculum (2014-03-08 21 31 08) やはり牛乳は欠かせないのか、九頭竜さんwww エルナンデスの絵はまさにネ申だなw -- 牛乳星人B (2014-03-08 21 36 18) ヤバいww -- 名無しさん (2014-03-09 03 26 16) 九頭竜先輩カッコイイですねー!!!PV好きです!!次のアスヒくんの曲は天文関係かな?? -- さくらこまち (2014-03-09 15 55 29) うああさすがああ牛乳残さず飲みますううああっ -- 今すぐ牛乳買ってくる(キリッ (2014-03-09 17 53 08) 1:15服脱いでるようにみえたww白いシャツだったw興奮したのにw -- 名無しさん (2014-03-09 19 01 39) エルナの絵ww 特徴は捉えてんのにね -- 名無しさん (2014-03-09 19 13 45) かっこいい!GJ!! -- リンゴ (2014-03-12 02 41 23) エルナの絵はある意味、神 -- 名無しさん (2014-03-14 01 10 45) 曲がかっこいいし何より九頭竜くんがかっこいいっ!! -- ヒロ (2014-03-15 01 18 32) きたーーーーーーーーー -- あーにゃ (2014-03-15 18 23 26) 明菜さん絵柄変わったw -- エルナ (2014-03-16 11 29 03) 九頭竜様・・・お美しいです。次に期待! -- シグレ 九頭竜様love (2014-03-16 12 19 40) 九頭竜センパイ待ってましたかっこいいぃぃぃぃぃぃ!!!イケメンすぐるwww 明菜さんの絵柄が変わったけど、むしろハァハァ(*´□`*) -- 九頭竜センパイ! (2014-03-17 11 10 23) うおおお!かっこいい///// -- じゃがりこ (2014-03-20 15 29 50) (°д° )=( °д°) (〃^∀^〃)シアワセ… -- 名無しさん (2014-03-21 14 37 53) GUMIちゃんの声好きー!♡ -- ぐーみん♡ (2014-03-22 18 28 32) さいこー!かっけ~っ!! -- 名無しさん (2014-03-22 19 07 40) ヤバい かっこよすぎるぅ♡ -- 空飛 (2014-03-23 10 32 38) PV、曲と素敵でしたね!……てか、途中で登場した星鎖さんの笑顔がめっちゃ可愛かった!! -- 名無しさん (2014-03-23 11 17 20) サビやばい!!かっこいい!!! -- 恵音 (2014-03-23 23 06 30) かっけぇ!九頭竜先輩イケメン!待ってましたです! -- 名無しさん (2014-03-27 21 36 01) いつかシグレの曲も出るんだろうなあ -- アト (2014-03-28 16 23 22) 九頭竜くんキターッ‼ #65038;マジかっこいいよぉぉ\(//∇//)\次は誰の曲出るかな~?シグレくん アスヒくんに期待してます #10084; #65038; -- 名無しさん (2014-03-29 21 36 42) ふぉおお!!!九頭竜先輩来たああああ!!!(絶賛シグレ待ちナウ) -- 猫柳時雨 (2014-03-30 11 33 27) 九頭竜先輩ツンデレhshs/// -- 時雨 (2014-03-30 14 44 43) イントロで鬼○王ランスにしか聞こえなかったのは自分だけか。 -- 名無しさん (2014-03-30 16 02 59) 明菜さんの絵すげぇ………神だ -- アイラ (2014-04-02 11 04 54) ミカグラ本当に好きいいい、 -- 湊川先輩待機中! (2014-04-06 13 44 46) えのやん!師匠!九頭竜くん本当はめっさ優しいんやよ〜 -- SSS (2014-04-07 09 35 10) えのやん先輩が後輩のために反論しているのが良かった。 -- 名無しさん (2014-04-11 19 22 33) カッケェ… やっぱミカグラ最高っ! -- にのみぃ (2014-04-12 17 06 19) この曲ミカグラで一番好き! -- にゃん (2014-04-12 18 57 24) 4曲目もすっごい良い!次も期待W -- 厨ニ病 (2014-04-12 20 47 18) やっぱ何回聴いても飽きないなー -- 桜 (2014-04-13 03 00 52) サビの最後の部分がいいねえ -- もか (2014-04-16 01 25 13) カック良い!! -- タコワサビ (2014-05-07 07 48 46) エルナちゃんの絵はピカソ並みやね(∩´∀`∩) -- たぴたぴ (2014-05-19 14 25 24) すげぇ -- 瀬川 (2014-05-21 16 26 13) ツンデレなのかな・・・ツンデレとか超俺得なんだが -- 名無しさん (2014-05-21 16 35 04) 九頭竜さんは根は優しそうなのに、どうして歓迎パーティーでアスヒくんにつっかかってたんですかね・・? 明菜さんの絵、大好きです! -- ゆいのん (2014-05-26 10 20 51) この曲めっさ好き、九頭竜君イケメンそしてガラクタじゃないよぉ!(´・ω・`) -- 黒嘘 (2014-06-12 16 47 12) いや、めっさかっこいい(*´Д`) -- りんりん (2014-06-18 15 33 39) かっこいいなぁ。同じ美術部として、なんかうれしい(´▽`) -- まぽろん (2014-06-21 19 32 45) この曲かっこよすぎ!日和っちゃいねえがって葛藤、の所のリズム好きだな~ -- むーた (2014-07-12 15 56 11) まぁ、ざまぁみろよって事で のとこの九頭竜先輩の表情が……舌出してるよねコレ。見た瞬間鼻血出そうになったww -- ネク (2014-07-22 19 10 00) 絵、超うまいよね……私は文才が欲しいww -- 愛加 (2014-07-26 17 45 23) 美術は、「いかに思い通りにならないことを表現するか」が大事だそうです。すなわち、九頭竜先輩はすごい人。 -- 華道部入部希望者 (2014-07-29 16 47 51) やばぃ 美術部でよかっったぁー -- 名無しさん (2014-08-14 10 00 20) 九頭竜先輩かっこいい!!これ見て美術部入りたくなった(>v<) -- 柚月 (2014-08-18 18 26 01) イノセンスいい曲! 九頭竜先輩が舌を出してるシーンすげーかっこいい -- 名無しさん (2014-08-20 02 42 03) 京摩先輩に惚れました////かっこいい!!曲調も歌詞も最高でした*\(^o^)/* -- あすた (2014-08-21 21 34 04) 京摩先輩まじイケメン!!////PV最高です!! -- はーちゃん (2014-08-31 14 40 50) ミカ学は、テーマ曲な感じが好きです。 -- kayakaru (2014-09-06 13 56 57) 超かっこいい!! 一瞬でハマったわwww -- 如月 (2014-09-16 18 07 56) 九頭竜先輩かっけえ。そして夕焼けの絵うめえ。 -- うるしゅら (2014-09-21 18 32 41) んにゃ〜もうサイッコー‼九頭竜先輩かっこいー♡ -- 鹿野つぼみ (2014-09-28 12 49 37) すごいいい曲! 『が、楽だった?』 あぁ、耳鳴りがおさまらない ってところが好き -- 御神楽星鎖 (2014-10-13 21 54 05) 我楽多イノセンス テンポがよくて好き!それに、GUMIちゃんの声があってる!(*ゝ`ω・) -- 名無しさん (2014-10-16 07 19 27) ヤバい!九頭竜先輩カッコ良すぎ!! リズムもいい!! -- 名無しさん (2014-11-08 21 16 02) カッコいい!リズム好き! -- 華 (2014-11-14 18 22 06) サビの最後が大好き‼ #65038;‼ #65038;‼ #65038; -- おかち (2014-11-27 21 20 31) stand up ready to go!~のトコロなんか良いよね -- 柚季 (2014-11-28 21 03 23) ひゃっはあああ!!九頭竜様なっしいいい!!ふぉおおお!!!エルナの絵はすごいなしねえええ!!!(いろんな意味で)← -- 腐なっしー (2014-11-28 22 58 07) + コメント 2015 1周年おめでとうございます。 -- 名無しさん (2015-02-21 22 22 15) この曲めっちゃかっこいい!九頭竜さん事態がかっこおいいい!!! -- トルヌコ4 (2015-02-26 16 29 38) うん最高^p^ファァァーーーッッッ☆ -- えのやん (2015-03-14 15 29 32) 最高☆めっちゃカッコいい! -- ★蔡羽☆ (2015-03-16 16 44 14) 神曲!大好きすぎます! -- 厨二病中 (2015-04-07 18 40 14) 良い曲ですね!格好いい♪ -- 青 (2015-04-10 05 12 00) 我楽多ってよめなかった -- 名無しさん (2015-05-10 21 05 29) めっちゃ好き!特にサビが!えのやん(すけやん)先輩かっこいいー! -- エルナ (2015-05-16 21 47 29) なんかエロイ… -- 名無しさん (2015-05-27 16 31 56) サビの盛り上がりがカッコいい!「あぁ、耳鳴りがおさまらない」が好き! -- リノ (2015-05-28 18 59 36) かっけー( □∀□)九頭竜君が大好き♥曲もやべぇ -- (╭☞´ิ∀´ิ)╭☞ (2015-06-01 11 56 36) コレ好き! 九頭竜さんカッコよすぎ(///∇///) -- Aina (2015-06-16 23 05 47) 歌詞と九頭竜先輩がカッコ良すぎて惚れた(≧ω≦)b -- 忘音暁 (2015-06-27 20 09 56) 大好き~ -- 名無しさん (2015-08-24 19 41 33) 高校時代美術部だったので歌詞に共感しっぱなし。私も浮いてたんだろうか… -- 名無しさん (2015-09-15 21 50 57) ラスサビが一番好きだな -- あろま。 (2015-09-16 15 15 27) 歌は神! -- ニャー (2015-09-16 16 33 16) 「どうやら風向き変わって少女が押したボタンは」ってとこが超好き!! -- 名無しさん (2015-09-28 01 01 49) この曲マジ好きっ!最高っ!! -- 九頭竜様LOVE (2015-09-28 01 03 03) サビちょういい! -- ベル (2015-10-28 16 07 20) えのやん先輩好きだーー!! -- 九頭竜 (2015-11-01 10 50 27) 「ちょっと迷って自分殺して」ってとこ好き(≧∇≦) -- 名無しさん (2015-11-01 10 51 20) 超かっこいい! -- 紅禅 (2015-11-01 17 51 34) 全体的に、共感できるところしかない(*^-^*)九頭竜くんかっこよすぎ! -- 名無しさん (2015-11-15 10 33 32) 九頭竜くんってエルナちゃんのこと好きなのかな? -- 名無しさん (2015-11-15 10 36 00) めっさカッコいい! -- SOUL (2015-12-12 22 07 55) 流石九頭龍先輩!「まぁ、ザマァみろよってことで」とか言ってみたいよw九頭龍先輩みたいに才能があればいいんだけどなって思うことがあるけどその時にこれを聞くと自分は頑張ろうって思うw(超意味不) -- ぬの人 (2015-12-30 21 34 39) 聴いてて飽きない!もうかっこよすぎる!ドンピシャな曲です!!(*・∀・*)ノ -- 黒心 (2016-01-10 17 26 35) 九頭龍先輩みたいな先輩持ちたいーーマジスキー -- キミーー (2016-01-24 00 39 06) 九頭竜君、イケメンですよね!「決めて選んだ道ならさ 先が見えなくたってきっと ねぇ、ねぇ それは逃げ道とは呼ばない」ってめっちゃかっこ良くないですか⁈もぅ、ココロ奪われるとてもいい曲です -- 絵のヤンデレ君 (2016-01-31 18 50 25) えのやん先輩かっこいい! -- No.5チホ (2016-01-31 19 05 04) 九頭竜先輩もかっこいいですけど、曲想も大好きです!最高! -- No.6カヨ (2016-02-06 19 20 41) 九頭竜くん、かっこよすぎだろ!! -- SOUL (2016-02-07 20 56 58) かっけぇー( ( ( (;゚Д゚) ) ) ) ) ) ) -- 名無しさん (2016-03-15 06 26 38) 九頭竜先輩格好良い!!!!!! -- WT (2016-03-30 10 36 46) えのやん先輩かっこいー!!エルナとのシーンめっっちゃ好きー(≧∇≦) -- にゃー(⌒▽⌒) (2016-03-30 15 53 31) 最後のシーンがめっちゃ大好き!エルナが九頭竜先輩の手を引く!!(≧∇≦) -- 恋メガネ (2016-04-17 00 20 14) この曲凄く好き!!!!!中毒なるわーーー -- さわ (2016-05-01 11 09 02) この曲ずっと好きだな~ -- えーる@衣亜 (2016-06-18 17 31 15) 自分、美術部だけどこんなカッコ良くない…← いやぁ、神曲 -- くれくれく (2016-08-02 17 29 36) 歌詞全部カッコいいし、九頭竜先輩もカッコいい‼︎ -- 牛丼れもん (2016-08-04 06 55 59) エロい…けど好き!!かっこいい! -- 水咲 妖冷@ (2016-08-19 22 47 12) かっこいい! -- 名無しさん (2016-09-04 11 04 49) 九頭龍先輩カッコよすぎ!テーマもいいし曲調もいいサイコー、いつ見ても聞いても神曲だね -- ゼロ-zero- (2016-10-02 10 59 32) この曲神ってる -- クロニクル (2017-09-23 14 49 37) 九頭竜先輩かっこよすぎでししょ -- ここなっつー (2017-09-23 14 56 05) 励まされるーー!! -- ユカリ (2020-10-27 18 40 57) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/toho/pages/5493.html
東方イノセントキーの本気 サークル:Innocent Key Number Track Name Arranger Lyrics Vocal Original Works Original Tune Length 01 叙聖のクオリア~Subterranean rose~ yohine 大瀬良あい、ココ 3L 東方地霊殿 ラストリモート [04 47] ハルトマンの妖怪少女 02 Synapse Receptor 溝口ゆうま 溝口ゆうま 小宮真央 東方妖々夢 幽雅に咲かせ、墨染の桜 ~ Border of Life [04 50] 03 甘い夢、魔性の林檎 秀三 秀三 秀三 東方幻想郷 Bad Apple!! [03 18] 04 燐火~亡き者への揺籃歌~ 溝口ゆうま 大瀬良あい 大瀬良あい 東方地霊殿 廃獄ララバイ [03 30] 05 幻想森精宴 yohine ココ shihori 東方三月精 可愛い大戦争のリフレーン [04 11] 06 狂宴葬奏~Rhapsody~ nyanyannya nyanyannya nyanyannya 東方萃夢想 Demystify Feast [03 22] 東方妖々夢 ネクロファンタジア 07 ブクレシュティの人形師~Evolve Mix~ yohine 東方妖々夢 ブクレシュティの人形師 [04 55] 08 Eternia gak gak yonji 東方風神録 神々が恋した幻想郷 [04 00] 09 Float 溝口ゆうま 溝口ゆうま Rayna 東方紅魔郷 U.N.オーエンは彼女なのか? [04 23] 10 LUVincaRnatioN yohine ココ Nimo、コツキミヤ 東方夢時空 Reincarnation [05 49] 11 不夜城レッド 溝口ゆうま 溝口ゆうま ランコ 東方紅魔郷 亡き王女の為のセプテット [05:09] 12 朝霧の夜明け yohine ココ 真野 紫 東方風神録 妖怪の山 ~ Mysterious Mountain [04 39] ダブルスポイラー 無間の鐘 ~ Infinite Nightmare 13 らぶっちゅ☆CHIREIDEN yohine ココ ココ 東方地霊殿 少女さとり ~ 3rd eye [04 24] ハートフェルトファンシー 14 Purple Slitは雨に濡れて yohine feat.sou 東方妖々夢 ネクロファンタジア [05:37] 15 Eroslon ~境界の理~ instrumental yohine、溝口ゆうま 溝口ゆうま 東方妖々夢 幽霊楽団 ~ Phantom Ensemble [05:43] 16 Concealed. Instrumental 溝口ゆうま 溝口ゆうま、大瀬良あい 東方星蓮船 夜空のユーフォーロマンス [04 17] 平安のエイリアン 17 幻想カレイドスコープ Instrumental yohine ココ 東方夢時空 東方妖恋談 [05:12] 蓬莱人形 二色蓮花蝶 ~ Red and White 東方永夜抄 少女綺想曲 ~ Dream Battle 詳細 コミックマーケット78(2010/08/14)にて頒布 イベント価格:1,000円 ショップ価格:1,470円(税込) Guest 3L:(NJK Record) 小宮真央:(Asterisk@) 秀三:(ゼッケン屋) shihori:(A-One) nyanyannya:(Team.ねこかん[猫]) yonji:(Girl s short hair) Rayna Nimo コツキミヤ:(ALLEGORY WORKS) ランコ:(豚乙女) 真野 紫 レビュー 本気です。全てかっこいいです。 と思ったらTr13に可愛らしい曲ががが これまた良いです。 -- (´・ェ・`) (2011-04-03 10 15 15) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mioritsu/pages/632.html
<第一部・登場人物> 田井中律……N女子大学一年生・第一部の主人公。 秋山澪……N女子大学一年生 ××……N女子大学一年生・律の友人の一人 □□……N女子大学一年生・律の友人の一人 <プロローグ> 「律、今何か聞こえなかったか?」 私は立ち止まって、隣を歩いていた律に言った。 「――澪も、聞こえた?」 律は不可思議そうに眉をひそめながら私を見た。 ここは学校へ行く途中のただの道だ。 周りには誰もいない。 道の随分先には別の生徒も見えるけれど、でもここまで言葉が聞こえるような距離じゃない。 私はベースを背負い直した。律の鞄から、ドラムスティックがはみ出している。 これもいつもの光景だし、普段と何ら変わりはない。 でも確かに、今。 声が聞こえたんだ。 「まさか、幽霊だったりしてー!」 「お、や、やめろって。こんな朝からそんなこと……」 律が高らかに私をからかった。 私はいつもなら、ビクビクと震えるところだったけれど、不思議とそんな感じになれなかった。 さっき耳に聞こえた、確かな感覚と言葉が、私の体に爽やかな解放感を与えていたのだ。 「……律」 「んー?」 「私たち、ずっと一緒だよな」 「何言ってんだ? 当たり前だろ?」 「本当?」 「ああ。一生離さないからな」 律は少し照れながら白い歯を見せた。 私は安心した。 でも、なんで私はそんなことを律に訊いたのだろう。 一瞬前の台詞なのに、なぜかよくわからなかった。 それよりも、謎の声が引っかかる。 「律も、聞こえたんだろ?」 「聞こえたけど、確かにどこから聞こえたんだろう」 私と律は空を見上げた。 確かに、聞こえたんだ。 囁くような、でも何かとっても誇らしいような声でさ。 ――仲良くやれよ。 それは、私の声にも、そして律の声にもよく似ていた。 <第一部> 昔から、一人ぼっちの子を放っては置けない質だった。 友達はそれをお節介焼きだねとか、余計なお世話じゃないのと口々に言うのだけど、実際気になってしまうのだから仕方が無い。 小学校の時も中学校の時も、決まってクラスには一人ぼっちの子がいて、寂しそうに休憩時間を過ごしている姿が目に入った。 私はそれがとても嫌で、よく昼休みにはそういう子をドッジボールに誘ったりした。 だって、一人って悲しいじゃん。 私は、自分で言うのもなんだけどとても明るくて、遊ぶのが大好きな子だった。 だから休み時間には男の子に混じって球技をやることも多かった。 さすがに中学になればそういうことはなくなったけど、でも元気に行くのが私のモットーでもあったからそれなりに楽しくやっていた。 でも一人ぼっちの子は、楽しくないんだろうなあって。 私がたくさんの人に囲まれて笑って過ごしている時、あの子やあの子は寂しく一人で本を読んでる。 仲間と楽しく笑ってる時、ふと見ればそんな子がいる。無表情もいいとこの、暗い顔で。 それが、嫌だった。 一人でいることの選択をしたのは、その子達自身なのかもしれない。 私たちみたいな楽しく生活してる人たちとは、あんまり仲良くしたくないと思っているかもしれない。 それとも、誰かと話すのが苦手だったり、性格的にそういうのがダメなだけかも知れない。 いろんな理由で、誰かが一人ぼっちになってる。 だからって、私はほっとけなかった。 一緒に遊ぼうよって何人の一人ぼっちにも声を掛けた。 大抵の人は怖がったり、ビクビクしながらも一緒に遊んでくれた。 昼休みのドッジボールに誘ったり、大縄跳びに誘ったこともある。 一人ぼっちだったから、誘って一緒に遊んで。 だけど、次の日になったら――。 次の日になったら、その子たちはまた一人ぼっちを選んじゃうんだ。 昨日一緒に遊んだ子も、次の日は一人で本を読んでるんだ。 だから、私は怖くなる。 私が一人ぼっちの子を遊びに誘ったり、話しかけたりするのは。 もしかしたら、その子達にとってうるさいのかもしれないって。 だけど、嫌なんだよ。 皆で楽しくやってたいんだよ。 私が笑ってて、誰かが笑ってないなんて、嫌なのに。 それを押し付けるのは、自己満足なのかな。 ……―― 「――……りっちゃーん」 友人の声で、目が覚めた。 どうやら寝てしまっていたらしい。 顔を上げると、講義室からぞろぞろと学生たちが出て行く様子がまず目に入った。 私は机に伏せて寝ていたようで、その私を数人の友達が囲んでいる。 「もう講義終わったよ」 「……寝てた」 私は寝起きで重い体だったけど立ち上がり、机の上の筆記用具やルーズリーフをまとめた。 それを手に抱えると、私が起きるのを待ってくれていた友人三人の輪に混ざる。 それから誰かが話題を吹っかけ、それについて話しながら私たちは講義室の入り口へ向かった。 ただ寝起きで頭がぼうっとしていたので、話題に入れなかった。 「――で、その時××ちゃんがさー!」 「だ、だって仕方ないじゃない! それに□□ちゃんもそうだったでしょ?」 「それはそうだけどさあ。ジュースがバーッってなったんだよね。それでね」 「意味わかんないよもう」 私たちはそんな馬鹿な話をしながら、入り口から出る。 ただ私は口も頭も重くて、ただ話を聞いているだけに留まっていた。 その四人の中で最後に講義室を出た私。 さっき目を覚ました時たくさんの学生が講義室を出て行っていたので、多分私が最後だろうと思った。 最後に出る人は電気を消せと言われていたので、私は一応確認のために振り返ってみる。 私はハッとした。 (……まだ、人がいたのか) 講義室は、よくテレビなんかで見るようなそれとほぼ同じだった。 規則正しく並んだ机とイス。長いホワイトボード。 さっきまでそこで、長ったらしい教授の話を聞いていたんだ。 寝てしまったけど、でも大学生としては普通の毎日だ。 私は息を止めた。 その講義室の一番前の席。 そこに、まだ誰か座っていた。 長くて綺麗な黒髪。 寸分狂いもなく、完璧で端整な横顔。 そんな麗しい雰囲気を醸す女の子が、まだ座っていた。 私は壁に手を付いて、数秒――いや数十秒、その子を見つめていた。 (……やっぱり、綺麗だな) 「りっちゃーん。何してんのー?」 呼びかけられて、我に返った。 「あ、待てよ!」 私は廊下に出て先に歩いていっている友達を、そう叫びながら追いかけた。 あの子を、入学初日から何度目で追いかけたのだろう。 ● 4月21日 晴れ 今日初めて課題が出た。来週の水曜日提出らしい。 大学入学のお祝いに買ってもらったパソコンを使ってみよう。 まだ使い方がよくわからないから、計画を立てなきゃいけない。 手帳に計画を書き込むことにする。 晩御飯は野菜を適当に炒めて食べた。おいしくなかった。 そう考えると、ママはとっても料理上手だったと思った。 私はこれから四年間、自炊しなきゃいけないんだ。 ママの大変さが身に染みた。 料理ができるって、本当に尊敬する。 大学に入学してもう十日と少し。 講義は大変だけど、なんとかなりそう。 戻|次
https://w.atwiki.jp/mioritsu/pages/641.html
大学へ行く準備をしていると、お風呂から澪が出てきた。 貸してあげたタオルを体に巻いていた。そして頭にもタオルを被っている。 私は腕時計をはめながらその姿に衝撃を受けた。 「律、ドライヤーとかは……」 胸から下は全てタオルが隠してしまっているけれど、触れたら折れてしまいそうな細い肩や、鎖骨が妙に色っぽかった。 頭はタオルを被っていて表情しか見えないけれど、でもお風呂上がりの暖かい熱気が澪の顔を火照らしている。 「律?」 「……あ、えっ? な、何?」 「ドライヤーとか……くしとか、貸してくれないかな……?」 「あ、ああうん。わかった」 私はなんだか澪の体をジロジリ見ていた自分が恥ずかしくなって、逃げるようにドライヤーやくしが置いてある場所へ走った。 オーブンレンジのすぐ横だ。実家の部屋に置いておいた鏡もすぐ横に置いてあるので、いつもそこでセットしている。 ドライヤーをコンセントに繋げ澪に渡した。 「はい」 「あ、ありがと……」 「お風呂、どうだった?」 「うん。気持ちよかったよ」 澪は微笑んでくれた。 ドライヤーとくしを手渡した時、お風呂上がりのいい匂いが澪からした。 私が普段使ってるシャンプーとボディソープのはずなんだけど……どうして澪がそれを使うと自分と同じに感じないんだ? 澪の方が妙に色っぽいというか……なんか、ドキドキするのだけど。 「そっか、よかった」 「今、何時?」 「八時七分。ここから大学までは二十分だから、あと三十分は余裕はあるよ」 九時から講義開始である。準備や少しの余裕も考慮すると、八時三十分ぐらい出れば大丈夫そうだ。 「わかった……」 私は澪から離れて、部屋の中央のテーブルへ向かう。 鞄に講義で使う辞書や教材を詰め始めた。 しかし行動に頭が伴わなくて、実際チラチラと澪を見てしまっていた。 (……本当に、綺麗な髪だな) 澪の第一印象は、大体そんなものだったから。 とにかく、長くて綺麗な髪が目立つ。 そんな長い髪を、澪は丁寧に乾かしていく。 くしを使ったり、手で撫でるように。 私の準備の手が止まってしまっていた。 乾かしている最中の澪と、目が合う。 「律……?」 「な、なんでもない……」 昨日から、おかしい。 澪の体を意識する。 色っぽいだとか、体の線を見つめてる。 どうしたんだ私は。 「澪の髪って、すっごい綺麗だよな」 なんとなくそう言った。 これぐらいは別にいいかなと思った。 「えっ? そ、そうかな……」 澪は狼狽しながら髪を撫でた。ここから見ていても、指が髪に引っかからない。 さっと流れるような。 「でも長いと大変だよ」 「やっぱりいろいろやってるの? お手入れとか」 私は正直自分の髪なんてどうでも……と思いつつも、やっぱりどこか気になるのでシャンプーとリンスを丁寧にはしている。 まあ髪の毛なんてどうでもいいんだけど……なんて言って見せるけど、やっぱり私は女の子なのだ。 逆に澪は長いし綺麗だ。枝毛なんかも全然なさそうだし、手入れ大変なんだろうな。 「……まあそれなりに」 「へえー……いいなあ。私も伸ばそっかな」 全然髪なんてどうでもいいと思って生きてきたけど、澪の髪を見てからはどうもそれじゃ微妙なのかなと思い始めてきている私がいる。 澪は、女の子らしかった。 私が自分の長い横髪を触っていると、澪は私に言った。 「律は――それでも十分、可愛いと思う、けど……」 「えっ――」 ドキっとした。 言った澪は澪で、顔を真っ赤にさせていて。 私はきっとそれ以上に、顔を真っ赤にさせていただろう。 耳が情報を遮断して、音が聞こえなくなって。 代わりに、跳ねるように心拍数を上げていく心臓の音だけがいやに響いた。 「わ、私着替えてくる……」 澪は逃げるように、お風呂場に入って行った。 私は硬直から解き放たれ、はーっと息を吐いた。 なんだよ今の雰囲気。 私は、澪が着替えに行ってくれたことに少しだけ安堵した。 ● お風呂にも入れてもらった。なんか申し訳なかった。 律が普段使ってるお風呂。他人のプライベートに踏み込んだ気がした。 やけにドキドキしたなあ。 律は、私の髪を褒めてくれるけど、律の髪もとっても綺麗だと思う。 短いのも似合ってるし、触ったらサラサラしてるんだろうなって。 可愛いよと言ったら、律は照れていた。可愛かった。 私は恥ずかしくなって逃げた。 大学はいつもと同じだった。 でも、先週よりは律とよく話す気がする。 まだ恥ずかしさとか、緊張も抜けきれないけど。 誰かと話すって、こんなに楽しかったんだなあ。 律は言った―― ● それから大学に行った。 澪は講義の道具を丸ごと家に忘れているので、ほとんど私と共有で使った。 こういう時席が自由なのは助かった。 もし高校のように席が決められていたら澪は完全にアウトだっただろう。 少しだけ気まずかったけれど、でも私の持ち前の明るさはこういう時にきちんと役立ってくれていた。 何気なく話しかけることは、私の武器。 昨日の夜から朝にかけて、私たちは少しだけ相手に踏み入りすぎたのかもしれない。 おかげで、私はもう胸が痛くて仕方なかった。 褒められたことも、やっぱり澪を意識してしまうのも。どことなくドキドキするのも。 昼食で、また会話する。 私は懲りずに蕎麦を食べて、澪は日替わりランチセットを食べている。 私は何の気なしに質問した。 「澪は、どこの中学校?」 同じ県出身、さらに同じ高校出身だとわかったので、まあもし校区は違っても中学校名くらいはわかるだろう。 そんな軽い気持ちで訊いてみた。 「――中学校、だけど」 おいおい。 「本当か?」 「うん」 「……また同じじゃん」 そう言うと、澪も箸を止めた。最初に桜ケ丘高校出身であるということが一致した時よりも、澪は少しだけ表情を変えた。 あの時はもっと暗かったけど、今回は少しだけ明るくなっているような気がする。 澪は返してくれた。 「本当に? すごい!」 すごいけど。 なんだよ、この気持ち。 「すごいっていうか……じゃあ、小学校は?」 「えっと、――小学校」 「……私も同じ」 「じゃあ、幼稚園は……?」 今度は澪がそう聞いてきた。 冗談だろ。 いやまさかな。 私は自分の中のよくわからない高揚感を押さえつけるように、できるだけ冷静に、かつ笑いながら自分の通っていた幼稚園の名前を出した。 「――幼稚園」 「……同じ」 「じゃあ、何? えーと、幼稚園は四歳からだから……十六年は同じ学校や幼稚園に通ってたってことか?」 「まあ……そうなるんじゃないかな」 幼稚園。 小学校。 中学校。 高校。 大学。 全部、澪と一緒か……。 一緒なんだ……。 共通点が増えるのは、いいことだと私は語った。 好きな物や、趣味、出身が同じなのは話題になる。 ある意味で思い出を共有していることにも繋がるし、好きなものであればそれについて語って面白おかしく話だってできる。 趣味が同じなら、それを分かち合ったり、音楽なら一緒にやったり、スポーツだって一緒に高めあっていける。 そういう意味での共通点。 でも、私は――……私たちは。 共通点が確か、増えた。 それは喜ばしいことかもしれなかったけど。 どうしようもなく寂しかった。 私は、十五年の時を澪と一緒にいなかったんだ。 それがなんてもったいないって。 今、思うんだよ。 タイムマシンがあったら、幼稚園か小学生の私を殴ってきて。 どうにかして澪と友達にする。 でも、それはもう叶わないんだよ。 私と澪が出会うのは、十九歳の春で。 幼稚園でも小学校でも、中学校でも高校でも。 出会わなかったんだ。 それが、寂しい。 なんてもったいないことしたんだ。 澪と出会って一週間で、こんなこと言うのもなんだけれど。 もっと澪と一緒に……。 文化祭だって、回りたかった。 受験勉強だって一緒にしたかったし。 一緒にバンド組んで、学園祭に出たり。 クリスマス会したり。 初詣一緒に行ったり……。 「律……?」 私が黙ってしまったからか、澪が細い声で言った。 「澪……」 澪の表情は、心配そうに私を見つめていた。 今私は、どんな顔をしてるのだろう。 悲しんでるのかな。寂しい顔、してるのかな。 「澪……――」 私は、澪の名前を呼ぶしかなかった。 昼間の食堂で、人で溢れているけど。 誰も私なんか見てなんかいないだろって。 だから。 「……もっと、早くさ」 声が震えてるのが、自分でもわかる。 だけど、言葉は溢れた。 「もっと早く、出会いたかったな……」 それだけだった。 もっと早く、出会いたかった。 私の視界が、歪んだ。 目元を服の袖で拭ったら、濡れていた。 私は、泣いていた。 ● 「それじゃ、澪。また明日な」 「うん。いろいろとごめん」 「私も、昼食の時泣いちゃって悪かったな」 「あ……いいよ、別に」 「また今度、ちゃんとお泊まり会しようぜ」 「……うん!」 バスに乗り込む澪。 帰らないで。 一緒にいてよ。 そう言いたい気持ちをこらえて。 「じゃあな、澪……」 私は手を小さく振った。 無理やり笑って見せた。 「うん。明日……」 澪も、ちょっとだけ寂しそうに笑ってくれた。 私と別れることを、寂しく思ってくれてたらいいな。 そんなの、私だけかな……。 私は無人島に取り残されたような気持ちで、走っていくバスを見送った。 明日、会えるんだから。 私は自分に言い聞かせて、全速力で夕焼けを走りだした。 ● 律は言った。 もっと早く出会いたかったと。 私は、その言葉が悲しかった。 律は泣いてた。 バスに乗り込む時、手を振ってくれた律。 その姿が、愛おしくて、別れたくなくて。 だけど私は笑って見せた。 また明日、律。 ● もっと早く出会っていたかった。 だから、もしパラレルワールドってものがあって。 田井中律と秋山澪が、もっと早く出会っている世界があるなら。 十五歳でも十歳でも……とにかく早く出会ってる世界があるなら。 一緒にいられる時間を大事にしてほしい。 私と澪は、それぞれの過去の思い出に存在しない。 澪の高校時代の思い出に、私――律は存在しない。 同じように、私の高校時代の思い出に、澪は存在しないんだ。 こっちはこっちで、楽しくやるよ。 いちいち悲しんでなんかいるつもりはない。 私は澪と、一緒にこれからやってくよ。 だから、別の世界の律と澪へ。 仲良くやれよ。 私たちも仲良くやるぜ。 戻|TOP|第二部
https://w.atwiki.jp/phlogiston/pages/588.html
ハイドラ・イノセンス ルシアン・ヒースロットがイノセンスキューブの欠片より作り出した、可変型兵装。 普段は篭手の形状をしているが、戦闘時にはルシアンの意思に呼応して以下の九つの形態へと変化する。 【地霊斧】 【水蛇鞭】 【獄炎銃】 【刹風爪】 【雷迅槍】 ランク:A+ 属性:雷 全長:170cm 種別:投槍 膨大な雷のエネルギーを内包した槍。近接攻撃用には向かず、投擲に特化している。 投射の際、狙った敵をホーミングする特性を持つ為、命中率は極めて高い。 また、対象へ着弾した時点で膨大な雷のエネルギーを撒き散らして、着弾対象に高圧電流を叩き込む事も可能。 【氷魔鎚】 【輝光剣】 ランク:B+ 属性:光 刃渡り:75cm 種別:光刃剣、対霊・不死・魔特化用兵装 普段は柄だけしか存在しない剣。周囲の魔力や自身の精神力を糧に刃を具現化する特性を持つ。 また、光のエネルギーを衝撃波状の飛び道具として射出する事が出来る為、距離を問わぬ扱いが可能。 【闇葬刃】 【無銘】
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/44816.html
【検索用 さくひこんせのいのせんす 登録タグ 2018年 VOCALOID v flower いよわ さ 曲 曲さ 殿堂入り】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:いよわ 作曲:いよわ 編曲:いよわ 唄:flower 曲紹介 「その『無罪』を味わっていました。」 曲名:『昨非今是のイノセンス』(さくひこんぜのイノセンス) いよわ氏のVOCALOID曲2作目。 歌詞 (piaproより転載) いたって平和なクラスルームから 流れ出す悪い噂 完璧 あの子の放課後の裏の顔 犯人探しに立つフールたち 表の仮面の虜 認めたくないよね? 信じたくないよね? ひっくり返そう 腐りきったこの△(さんかく)を I am innocence 悪くない 罪はあの子にバレなきゃ罪じゃない だから隠す、隠すの 何も無いように笑うの I am innocence 悪くない 今日をやりすごせたならバレやしない だから隠すの、隠し通すの 昨非今是の秘め事を すべては愛しのあの人に 「騙されるな」伝えたいだけ 嘘です好感度稼ぐため 「ねえ、こんなことやめようよ(笑)」 能あるクズならクズ隠せ 日頃の行い品行方正 目と耳くらいは無いかよく探せよ 引きずり下ろそう あぐらかいてる八方美人 I am innocence 悪くない 罪は表に出さなきゃ罪じゃない だから耐える、耐えるの こみ上げてくる笑いを I am innocence 悪くない 歪む心とモラルと罪の意識を 耐えるの、耐え忍ぶの 昨非今是の秘め事を I am innocence 彼と結ばれるべきはあなたじゃない I am innocence だけど私でもない I am innocence 悪くない 罪は自分も騙せりゃ罪じゃない だから騙す、騙すの 汚れる前の自分を I am innocence 悪くない 燃える靴で踊るのは乙じゃない? だから騙す、欺くの 昨非今是の秘め事を コメント めちゃくちゃ好き!!この曲ももっと伸びるべき -- 名無しさん (2022-12-02 23 53 19) さくひこんぜのイノセンス -- 名無しさん (2024-01-25 10 14 29) この曲ニコニコにしかないからあんま伸びてないのかな?神曲だからいよわさん好きな人にもっと知って欲しいな。スポティファイの追加も待ってます。 -- いよわ好き (2024-01-29 08 32 10) いつか、わた禁とか黄金数の2024verみたいな形でもいいので、アルバムに来て -- 名無しさん (2024-07-30 15 33 33) 名前 コメント